取り急ぎご報告させていただきます
岩手旅の投稿で触れた松尾芭蕉と蜜月の師弟関係にあった万菊丸について曖昧な投稿になっていたため一部抜粋。
『芭蕉紀行』p185より
''五月四日、芭蕉は万菊丸と歌舞伎で吉岡求馬(もとめ)を見るのだが、その翌日に求馬が急死した。芭蕉は「花あやめ一夜に枯れし求馬哉」と追悼した。すかさず万菊丸も、「だきつきて共に死ぬべし蝉のから」と追悼句を作った。これは求馬に託して、自分の心を詠んでいる。万菊丸は、芭蕉に蝉のからのように抱きついて、ともに死にたいと絶唱したのであった。"
最初に読んだのは東北新幹線で北へ向かっているとき。感極まって泣いた覚えがある。
立石寺(山寺)再訪したい